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​人を手段や道具にしない社会の哲学

人間の尊厳

──自分らしさを紐解くと、深めれば深めるほど、自分が自分だけの力では存在していないことを理解するようになる。自分の可能性を開花させて人格を実現しようと努めれば努めるほど、自分と他人は不可分な関係にあることに気づかされる。

能動的に生きる

──能動的とは、知性もしくは理性と喜びの感情に導かれて自分のチカラを発揮すること。しあわせとは能動的で在ることだから、お互いが共に能動的でいれる関係性が、最高にしあわせな関係であると思う。

まんなかにある自由

──知性もしくは理性をなるべく完成させるように努めると、自分の魅力の幅を広げて、自分と自分の周りの人をより能動的にすることにつながる。知性とは自分のまんなかを知ろうとすることで、理性とは相手のまんなかを知ろうとすること。お互いのまんなかを知ろうとすることで、知性と理性は循環する。

愛と知恵と人間らしさ

──人に敬意を払うこと、そして自分にも敬意を払うことが信頼関係を深める。信頼と共感は相手の年齢・性別・職業・国籍などを超えて、一人の人間として敬意を払うことから始まる。親が子に、子が親に、組織の中でも階級や役職などを超えて、お互いに敬意を払い合うことが大切。

勇気と寛容さ

──心は記憶の中にあって粘り強く語りかけてくることがあるけれど、この瞬間に耳を澄ませる勇気と寛容さが、知性と理性を進化させて、自分を愛するということと、人を愛するという認識を引き寄せる。

循環

──相手を気遣って、もしくは礼儀として、自分の感情を表に出さないようにすることがある。自分と相手との関係性に配慮してなのか、自分が嫌われないようになのか、損得や駆け引きなのか。とにかく多くのノイズがありそう。いずれにしても、お互いの感情が循環しなければ、信頼関係は深まらない。

​コミュニティ

──敬意と干渉の違いはなんだろう。敬意は愛であり、干渉は人を手段や道具のように扱う関係性から起こる。そして敬意には『 間(ま)』があり、干渉には『間』がない。ここで言うところの『間』とは、人が自分で考え知性もしくは理性に導かれてチカラを発揮するための関係性や時間のこと。

​経済

──愛と知恵と人間らしさが循環する社会、人間が自然と共生して、互いの良いところや違いを認め合い、助け合って生きる社会を共創すると、結果として経済は起こる。